朝の洗顔、する?しない?

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突然ですが質問です🙋
皆さんは朝起きて、洗顔をしますか?

インターネットで朝の洗顔について検索してみると、ぬるま湯がいい、逆に朝は冷水がいい、ふきとり化粧水がいい、朝から石鹸で洗ったほうがいいなど、意見は様々です。

みなさんは朝起きてから、スキンケアはどうしていますか?

敏感肌や脂性肌、また乾燥肌など一人一人お肌の性質は違い、また、季節や生活環境、食生活や生活習慣によってお肌のコンディションは日々変わります。

一人一人お肌の性質は違いますし、毎日お肌のコンディションも変わるのに、一眼にこれがいい!と断言出来るものではなく、朝のスキンケアは「朝のお肌の状態を見て」決めることが重要です。
また、女性の体は月経に反映されやすく、お肌のコンディションも例外ではありません。
黄体期(排卵後〜月経前の週)にはニキビができやすい、脂っぽい、肌荒れしやすいなどとても不安定な時期とされています。生理周期や生活環境によって左右されるお肌のコンディション。毎日自分のお肌のコンディションを観察し、その時にあった朝のスキンケアをすることが良いでしょう。

朝の洗顔、なぜ必要?

忙しい朝にスキンケアまで手が届かない。
朝は時間がないから、簡単で効果的に済ませたい。
少しでも長く寝ていたい。
そもそも朝に顔を洗う必要がある?

朝の洗顔は、寝ている間に分泌された皮膚の皮脂や汗、ほこりや夜のスキンケアの際に使った美容液やクリームなどの油分を洗い流すために行います。
しかし、朝は何かと時間がなく、丁寧にスキンケアに時間をかけられないという人も少なくないはず。そもそも、人間の肌は自分で出した皮脂によって守られている為、肌にある元々のうるおいのもとである皮脂をすべて落としてしまうことは逆効果です。特に乾燥肌や敏感肌の方が、1日に2回も洗顔料を使うと、肌の皮脂がなくなり、パサパサになってしまう場合も🙅

朝はふきとり化粧水かぬるま湯だけで

※水ですすぐことを想定した「25℃」の水温と人肌に近い「36℃」のぬるま湯ですすいだ後の美容成分の働きは、皮膚温が「25℃」ときは「36℃」と比べ、80%ダウンさせることが分かっています。

※参考文献:株式会社
DECENCIA(2018/7/17)リリース記事より

良い化粧水や美容液を使っていても、皮膚の温度が下がると美容成分の働きが80%もダウンしてしまうということです。
実際に、人間の皮膚の厚さは0.2mmしかなく、表面の角質層は0.02mm程しかありません。私たちのお肌はダメージを受けやすく、とてもデリケートで傷つきやすいのです。肌にダメージを与えてしまうと、水分保持機能の低下の原因となり、肌表面の水分、油分の分泌が少なくなり潤いを失います。また、顔全体にハリ、ツヤが失われ、お肌のきめが粗くなってしまいます。ですので、洗いすぎによるお肌のダメージは避けましょう。

朝時間がない方は、洗顔料を使わず、ぬるま湯で洗い流すだけでも、余分な皮脂や汗を十分に洗い流せるでしょう。

ぬるま湯で顔を洗い流した後は、紫外線からのダメージを守る為の化粧水や、ビタミンC誘導体配合のスキンケアアイテム、保湿成分があるものを使うことをオススメします。お顔の皮脂の分泌が多いのはTゾーンで、角質は頬や口周りを含むUゾーンに溜まりやすいとされています。古い角質はくすみの原因となり得ますので要注意です。また、強くゴシゴシ洗ってしまうと、摩擦によるダメージを与えてしまうので、そのパーツを意識しながらやさしく泡で洗うことを意識して洗ってみてください。もしも汚れが気になる方は、お肌に優しい洗顔料かふきとり化粧水を使うことをオススメします😊

ふきとり化粧水左から
ウテナ モイスチャーフレッシュナー 参考価格|852円(税込)
ネイチャーコンク 薬用クリアローション 参考価格|935円(税込)
薬用化粧水
ロート製薬メラノCC 参考価格|990円(税込)

冷水・熱湯洗顔はNG

冷水で洗顔をすると毛穴が引き締まる、熱いお湯は毛穴を開く、など一度は耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし冷水と体温以上のお湯での洗顔はお肌にとってはあまり良くないとされています

熱すぎるお湯で洗顔をすると、必要な皮脂まで落ちてしまい、お肌は潤いを失い、乾燥を招きます。また、私たちの本来の肌にある潤い成分「セラミド」の流失も招く要因となります。熱いお湯での洗顔は、乾燥や肌トラブルの原因に繋がり、本来お肌の必要な成分までをも落としてしまう可能性があるのです。

一方、冷たい水もお肌に良いとは言えません。冷水での洗顔は、お肌の急激な温度の変化により、皮脂が固まってしまい、毛穴の汚れを落とすことができなくなります。適度に皮脂を残すことは必要ですが、酸化した古い皮脂まで残ると毛穴がつまり、肌トラブルの原因になってしまうのです。お肌の温度が急激に下がると、血管が収縮し、血液の流れが悪くなり、ニキビやくすみなどの原因になる老廃物が溜まりやすい肌になってしまいます。また、冷水によって縮まってしまった毛穴のせいで、スキンケアアイテムに含まれる美容成分が浸透しにくくなり、せっかくのスキンケアをムダにしてしまいます。

朝洗顔を行っていても、最適な温度を間違えていてはその効果も十分に得られません。
朝洗顔は、暑すぎず冷たすぎない、30度〜37度程度の「ぬるま湯」が適温だと言えるでしょう。

お肌のタイプ別洗顔方法

一通り朝洗顔の方法をお伝えしたところで、ここからは肌質タイプ別の朝のスキンケア方法をご紹介いたします。一人一人、そして毎日お肌のコンディションは変わりますので、あくまで目安としてご参考ください😊

乾燥肌さんの場合

皮脂が出にくい乾燥肌の場合、朝、それほどお肌が汚れていないのに洗顔料を使って顔を洗うと、必要な皮脂や肌の潤いが失われ、潤いを失ったパサついたお肌の原因に。洗顔フォームや石鹸は洗浄力が高く、乾燥肌の方にとっては肌がつっぱりやすく感じるかもしれません。

乾燥肌さんの場合、朝の洗顔は拭き取り化粧水をコットンに染み込ませ、前の晩のスキンケアを優しくふき取るようにクレンジングすることをオススメします。どうしても乾燥が気になる人は、ぬるま湯洗顔にするのもおすすめです。洗顔後は、保湿効果の高い化粧水や美容液で水分と油分の両方を補うようにしましょう。

脂性肌さんの場合

朝でも皮脂の分泌量が多くなる脂性肌さんの場合、洗浄力が高い石鹸や洗顔料を使った朝洗顔をオススメします。特に泡立ちの良いものは、毛穴の奥に入り込みやすく、毛穴の黒ずみや汚れを落とす効果が期待できます。

特に肌のベタつきが気になる方は洗浄効果の高いタイプの洗顔料を使いましょう。ただし、ゴシゴシとお肌を刺激するような洗顔方法はかえってお肌にダメージを与え、肌トラブルを招きます。泡で洗うことを意識して、肌の刺激を極力少なくし、潤いを落としすぎないように気を付けながら洗顔しましょう。

肌は乾燥を感じるとますます余分な皮脂を分泌させてしまうので、洗顔料はたっぷり泡立ててやさしく洗ってくださいね。

敏感肌さんの場合

花粉、気温や湿度、生活環境などの外的要因によって肌質が変わったり、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどの内的要因によって突然肌がヒリヒリしたりしたことはありませんか?お肌の皮膚はとても繊細なので、一時的に敏感肌になることがあります。


今まで使っていたスキンケアアイテムが合わなくなったり、乾燥、赤みが急に出たり。敏感肌のスキンケアは難しいですよね。

お肌が敏感になっていると感じた場合、朝のスキンケアで洗顔料を使うことはオススメできません。体温ほどのぬるま湯で、お肌を優しく撫でるように洗い流しましょう。顔を拭くとき、タオルでゴシゴシ拭くのもお肌を傷つけてしまうので厳禁です。ポンポンとお肌を優しくタップするように顔の水分を拭いましょう。ぬるま湯でお肌を洗い流したら、アルコールフリー、シリコンフリーのお肌に優しい無添加タイプの化粧水でお肌を整えてくださいね。

混合肌さんの場合

顔の部分により、皮脂でオイリーな肌と乾燥した肌がある混合肌タイプさん。お肌の部分によりスキンケア方法が異なる為、どの洗顔方法が効果的なのか迷う方もいらっしゃると思います。

混合肌タイプの場合、鼻や顎、Tゾーンなど皮脂がたまりやすい場所は拭き取り化粧水で、目元や頬など皮膚が特に薄く、デリケート部分にはぬるま湯で洗い流す程度にして朝のスキンケアを行いましょう。

洗浄力の高い石鹸などはかえってお肌の負担になる場合もある為、洗顔料に含まれている成分を確認しましょう。毎朝肌を確認して、その日の肌の状態に合った洗顔料を使ってみてましょう。

普通肌さんの場合

オイリーでもなく乾燥でもない、普通肌さんの場合、拭き取り化粧水やぬるま湯だけで朝洗顔をしてもいいですし、洗顔料を使っても問題ありません。まずは2週間同じ洗顔方法を続けてみて、ご自分のお肌にあった洗顔方法を見つけましょう。


洗顔料を使う際は、皮脂を取りすぎず、お肌の潤いを守ってくれるような「コラーゲン」「アミノ酸」「ヒアルロン酸」「セラミド」などの保湿成分が入ったものをオススメします。洗顔時はなるべくダメージを与えず、優しく洗顔することに気をつけてくださいね。

いかがでしたでしょうか。
今回は朝の洗顔についての記事でした。
乾燥や花粉など、お肌トラブルが多い季節、スキンケアは永遠の課題です。

美肌はスキンケアから。スキンケアは正しい洗顔から。
ご自分のお肌のコンディションに合った、正しい朝の洗顔方法で朝から素敵な1日をスタートさせてくださいね✨

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PROFILE

Mie Hamada
Mie Hamada
幼少期から多くの海外旅行を経験後、16歳の時1人でカナダバンクーバーの高校へ留学。
その後カリフォルニア州立大学ノースリッジ校アパレル科に進学、理科学士を取得し2019年卒。観光とショッピングが趣味。着ない洋服を買い集めるのが特技。
現在東京にてブログ中。365日頑張って続けます。